〒243-0417
神奈川県海老名市本郷2666-1

046-239-3900

MENU

医師紹介

【院長】石田 研

海老名市本郷の内科の「えびな桂冠内科クリニック」です。
「桂冠」とは少し聞きなれない言葉かもしれませんが、古くはオリンピックなどの体育競技の勝利者とともに、人の内面表現である詩作の公開競技の勝利者にも、詩の神様であるアポロンにゆかりの月桂樹の枝葉によって編んだ冠、「桂冠」が授けられたそうです。

私どもは、患者さんお一人お一人が「桂冠」を持っている存在とし、心より敬意を持って診療させていただきたいと思っております。
また、患者さんに接するとき、身体的な部分での疾患に対する治療だけでなく、その方の内面的な訴えに対してもできる限り尊重した診療を実現出来たら、幸いに思っております。

略歴

平成元年 米国カリフォルニア州オレンジ郡 ハンチントンビーチ市オーシャンビュー高校 卒業
平成8年 山梨医科大学医学部 卒業
平成8年 湘南鎌倉総合病院 勤務
平成12年 大和成和病院循環器内科 勤務
平成14年 湘南東部総合病院循環器内科 勤務
平成18年 海老名総合病院循環器内科 勤務
平成23年 湘南東部総合病院 勤務
平成26年 えびな桂冠内科クリニック院長(現職)

病院という「枠」に当てはまらない医療が、訪問診療の役割です。

従来の入院や通院スタイルでは上手くフィットしない患者さんにも対応できるのが訪問診療の醍醐味だと考えています。

医師を志したきっかけを教えてください。

昆虫や植物が好きな子どもだったので、将来はアフリカに行って自然と向き合う仕事をしたいと思っていました。例えば、生物の研究や植物の品種改良で砂漠を緑化するのを植物学的に手伝うようなことです。

しかし、医者になる夢があった薬剤師の祖父から医師になってほしいという申し出もあり、医学部への進学も視野に入れるようになりました。当時通っていたアメリカの高校から日本の大学に願書を送りましたが、帰国子女の関係上、希望する生物学科は通らず、その時に医学部を目指したのが直接的なきっかけです。そして、医師になるからには実力をつけようと考え最初の勤務先を選びました。

今訪問診療を軸にされていますが、なぜ訪問診療に力を入れようと思ったのですか?

医師になって最初は救急などの急性期医療をメインに担当していました。そのあと循環器を扱う診療科に勤務し、一刻を争うような医療に携わってきました。その日々の中で、自分の使命は何だろうと考えた時、従来の入院や通院という医療の枠では十分にケアできないけど、すごく苦しんでいる人たちの存在が見過ごせなくなりました。

自分自身も既成の枠にはまりにくいところを生きてきたという思いがあったので、困っている方たちの力になりたいと考えたのです。病院へいくことを躊躇している高齢者の方も病院を受診した方が良いですし、入院生活が上手くいかない方を支えるのも訪問診療の役割だと思い、徐々に訪問診療へシフトしていきました。

初めて訪問される際に患者さん本人やご家族さまに対して心がけていることは何ですか?

初めてご自宅へお伺いする際には、怖いという印象を与えないように白衣は身につけずに清潔な普段着でご訪問いたします。人と人とのつながりなので、「お医者さん」というよりも一人の人間が患者さんのことを教えていただくというスタンスでお伺いします。

また、ほかの医師が担当していた患者さんを紹介していただくケースもあります。その場合はいただいた紹介状には末期がんの告知済みと記載があっても、実は本人は知らなかったということもあります。診療する前はご家族さまに状況を詳しく確認して、ご家族さまが大事にされていることを優先して診察しています。

今後力を入れていきたい治療はありますか?

海外で生活していた時、病院へ行くことが怖いと思った経験があります。まず、保険のシステムが違いますし、外国で怪我や具合が悪いと一層不安になるものです。日本にも海外から来た移住者がいます。日常のことは少し日本語で話すことができたとしても、病気や症状のことを伝えるのはなかなか難しいと思います。

自分の経験を踏まえ、海外から来られた方の診療に関して何か手助けをしたいと思っています。まだ具体的な案はありませんが、日本が第二の祖国として、いい国だと感じていただけるように医療の面から支えたいと考えています。

先生はどのように休日を過ごしていますか?

疲れている時はリラックスしてのんびり過ごすことが多いですが、植物が好きなので水耕栽培をしたり、クラシックギターを弾いたりすることもあります。

また、休日には家族とドライブで自然豊かな場所まで足を延ばすこともあります。